
Intel Mac をスタートアップマネージャーに直接起動させる
Intel Macをお持ちの場合は、nvramターミナルコマンドを実行することで、起動ディスクオプションのスタートアップマネージャに直接起動できます。これは、トラブルシューティング、複数のmacOSバージョン、Boot CampでのmacOSとWindows 10、macOSとLinuxのデュアルブート環境、USBブートドライブやTime Machine復元ディスクへのアクセスなど、Macをスタートアップマネージャに直接起動させたい様々な状況において、特に上級ユーザーにとって役立ちます。
システム起動時にOptionキーを押したまま、Macを起動する外部ボリュームを選択して外付けドライブからIntel Macを起動するよりも、これが簡単か速いかは、完全にユーザーとユースケース次第です。しかし、Macで何らかの理由でOption/Altキーが機能しない場合や、起動オプションを確認したい場合、あるいは何らかの理由で起動時にキーを押し続けることができない場合など、状況によっては状況が変化する可能性があります。
Intel Macを起動ディスクマネージャーに直接起動する
すべてのコマンド ライン アクティビティと同様に、まずターミナル アプリケーションを開いて、次のコマンドを発行します。
sudo nvram manufacturing-enter-picker=true
コマンドの先頭に sudo が付いているため、管理者パスワードを入力する必要があります。
その後は、Mac を再起動するか、オフになっている Mac を再度オンにするだけで、ブート マネージャーに直接移動できます。
このコマンドを実行した際に、有効かどうかわからない場合は、コマンドラインからNVRAMの内容を確認したりクリアしたりすることも可能です。もちろん、Intel MacではNVRAM / PRAMをリセットすることでもNVRAMをクリアできます。
同様に、コマンドライン経由で Mac のセーフブートモードを有効にすることもできます。
これはIntel Macモデルに特有の機能です。Apple Silicon Macモデルには同じファームウェアオプションがありません。NVRAMコマンドとオプションについて詳しく知りたい場合は、このトピックに関するアーカイブをご覧ください。
このヒントは Twitter の @martinnobel_ から見つかりました。以下の埋め込みビデオでは、コマンドの実行後に何が起こるかが示されています。
Intel Macでスタートアップマネージャーを自動的に起動したい場合は、ターミナルに「Sudo nvram manufacturing-enter-picker=true」と入力します。
この動画では、次回の再起動で何が起こるかを示しています: pic.twitter.com/f2jTJy0Xd2
— マーティン(@MartinNobel_)2021年1月25日