
iOS 10 ベータ版を今すぐインストールするのは簡単ですが、インストールすべきでしょうか?
iOS 10ベータ版がリリースされた今、文字通り誰でもiPhone、iPad、iPod touchにiOS 10ベータ版を今すぐ簡単にインストールできます。iOS 10ベータ版のIPSWファイルをダウンロードするか、ベータ版プロファイルを入手してOTAアップデートでダウンロードするだけで、それ以上のチェックや要件はありません。つまり、Apple開発者でなくても、開発者プログラムに友人がいても、適切なファイルにアクセスできるだけでも、iOS 10をサポートするあらゆるデバイスにベータ版を簡単にインストールできるということです。
しかし、技術的に誰でも今すぐに iOS 10 ベータ版をインストールできるからといって、インストールすべきだというわけではありません。
明白な事実を述べておきますが、大多数の人はiOS 10のベータビルドを実行すべきではありません。現在のiOS 10ベータは開発者向けの初期ベータ版であり、バグが多く、サードパーティ製アプリがクラッシュしたり、システムの動作が不安定だったり、バッテリー寿命が最適とは言えません。一般ユーザーにとって、開発者向けベータシステムソフトウェアを実行するのは適切ではありません。これは文字通り、開発者がアプリの開発とテストを行うためのものです。
iOS 10の魅力的な新機能を全部試してみたい上級ユーザーの方は、7月にiOS 10パブリックベータプログラムが一般公開されるまで待つ方がはるかに良い選択肢です。パブリックベータビルドにはまだ不具合はありますが、開発はより進んでいます。Appleパブリックベータへの登録は、こちらからどなたでも可能です。
このアドバイスを無視することに決めた場合は、iOS 10 ベータ版を安定した iOS 9.3.2 リリースにダウングレードできることに留意してください。ただし、iOS 9 デバイスで iOS 10 のバックアップを使用することはできないため、その過程でデータが失われる可能性があります。
つまり、 Apple Developerアカウントで今すぐiOS 10ベータ版をインストールできるからといって、友人からファームウェアファイルを入手したり、開発者向けベータ版の設定プロファイルを使ってインストールできるからといって、必ずしもインストールすべきというわけではありません。新しい開発者向けシステムソフトウェアリリースがリリースされるたびに、この点を改めて認識しておく必要があります。少し辛抱して公式パブリックベータ版のリリースを待つか、もし我慢できるのであれば、iOS 10のパブリックリリースが秋にリリースされるのを待つのが良いでしょう。