
Mac OS XのコマンドラインからMacシステムの非アクティブ状態によるスリープを設定または無効にする
Macユーザーは、省エネルギー設定パネルからコンピュータのアイドルスリープ時間を簡単に調整できますが、多くの上級Mac OS Xユーザーは、コマンドラインを使用して同様の操作を行うことを好むかもしれません。コマンドラインでは、スクリプトの作成、SSH経由のリモートチェック、アイドルスリープ動作の変更が可能になるほか、標準のシステム環境設定で許可されている時間を超えるアイドル時間要件を設定することもできます。
これは実際にコマンドラインからスリープを開始するのではなく、Mac がスリープするかどうか、コンピュータがスリープを開始するまでの非アクティブ期間の長さなど、スリープ動作を変更することに注意してください。
開始するには、/Applications/Utilities/ フォルダからターミナルを起動し、以下のいずれかのコマンド文字列を使用します。また、sudo も必要なので、スリープアイドル時の動作を変更するには管理者パスワードの入力が必要になります。
コマンドラインからMacのシステムスリープアイドル時間を設定する方法
次の構文を使用して、Mac がスリープ状態になるまでのアイドル時間を分単位で設定できます。この例では、Mac がスリープ状態になるまでの 1 時間のアイドル時間を意味する 60 を使用します。
sudo systemsetup -setcomputersleep 60
必要に応じて、60 を分単位の別の数値に置き換えます。
Mac OS Xのコマンドラインからシステムスリープをオフにする方法
同じコマンドを使用して、コマンドラインから非アクティブによるシステムスリープを完全に無効にすることもできます。その場合、数字を「Never」に置き換えて、Mac が非アクティブによってスリープしないことを指定します。
sudo systemsetup -setcomputersleep Never
「Never」の代わりに「Off」を使用することもできますが、ターミナルコマンドを使用するときは大文字と小文字に注意してください。
Macの現在のシステムスリープ状態を確認する方法
現在のシステムのスリープ動作がどのように設定されているかを確認する場合は、-getcomputersleep フラグを使用できます。
sudo systemsetup -getcomputersleep
数値が報告された場合、それはスリープイベントの発生タイミングを決定するアイドル時間(分)であり、スリープ機能がオンになっていることを示します。同様に、報告された数値が「なし」の場合、Macは非アクティブ状態からスリープ状態になりません。
Mac をスリープ状態にしたり、コマンドラインからスリープ動作を調整したりすることに関する同様のヒント、コツ、または興味深い情報がある場合は、以下のコメント欄で共有してください。