
プレビューで任意のマニュアルページを開き、PDFとして保存する
ターミナル内で man (マニュアル) ページを調べるのに飽きた場合は、気の利いたコマンド シーケンスを使用して、指定した man ページを Mac OS X のプレビュー アプリで起動することができます。これは、標準の man 出力を open コマンドとプレビューにパイプすることで実行されます。
manページをプレビューで起動する
この目的で使用する正確な構文は次のとおりです。
man -t [COMMAND GOES HERE] | open -f -a /Applications/Preview.app
たとえば、次の例では、 'ipconfig' のマニュアル ページを Preview で開くためのトリックを使用しています。
man -t ipconfig | open -f -a /Applications/Preview.app
どのページでもこれを行うことができます。「ipconfig」を、プレビュー内で読みたい他のコマンドまたは既知のマニュアル ページに置き換えるだけで、同じように動作します。
はい、これは、Mac OS X のすべてのバージョンにバンドルされている画像編集およびビューア アプリである Preview.app でマニュアル ページを開いているところです。コマンド ラインの man ドキュメントを画像編集アプリに送信するというのは、わかりにくくて少し奇妙に聞こえるかもしれませんが、ここが特にすばらしいところです。PDF としてエクスポートできるのです。
基本的にここで行っているのは、マニュアル ページを端末のテキスト ファイルから PDF ドキュメントに変換することです。
manページをPDFとして保存する
プレビューアプリでマニュアルページを開いたら、プレビューで「名前を付けて保存」を選択し、マニュアルページのPDFファイルを作成して後で閲覧できます。ファイルメニューをプルダウンし、「名前を付けて保存」または「PDFとしてエクスポート」を選択して、任意の場所に保存するだけで、マニュアル全体がスキャン可能なPDFファイルに保存され、他のデバイスでも簡単に閲覧できます。
私はこのちょっとした小技をよく使っていて、PDFを保存してiPadで表示しています。特定のコマンドやターミナル構文の正しい使い方を習得するのに特に役立つテクニックです。iPadやiPhoneで開いて、ターミナルで作業している間のサブ画面として使うのにも便利です。
Unixの経験がない方にとって、「manページ」は単なるマニュアルに過ぎません。様々なコマンドライン機能やユーティリティの構文を理解するのに非常に役立ちます。ターミナルで「man (コマンド)」と入力するだけで、どのコマンドでもmanページを参照できます。