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iTerm 2 でコマンドラインのクリップボード履歴を維持・呼び出しする

iTerm 2 でコマンドラインのクリップボード履歴を維持・呼び出しする

iTerm 2

コマンドラインで多くの時間を費やすMacユーザーにとって、iTerm 2をデフォルトのターミナルクライアントとして使うもう一つの理由があります。それはクリップボード履歴です。iTermの最新バージョンでは、OS Xのクリップボードアクティビティの履歴がiTerm2にネイティブに保存、呼び出し、直接表示できるようになりました。これらの履歴には、便利な新機能パネル「Toolbelt」からアクセスできます。


ツールベルトと貼り付け履歴機能を利用するには、iTerm 2の最新バージョン(こちらからダウンロードできます)が必要です。iTerm 2を起動し、Command+Shift+Bを押すだけでツールベルトが表示されます。ツールベルトメニューで「貼り付け履歴」オプションが有効になっていることを確認してください。そうすれば、キー操作だけでこの機能が表示されます。

iTerm2のコマンドラインクリップボード履歴

貼り付け履歴のエントリを選択すると、プロンプトが配置されている場所に構文がすぐに再入力されます。

クリップボード履歴はコマンドだけでなく、クリップボードにバインドされたすべての情報(pbcopyからのエントリも含む)を保存します。そのため、長いコマンドからコードスニペット、IPアドレスまで、あらゆる情報を保持するのに最適です。もちろん、ClipMenuのような優れたサードパーティ製ユーティリティを使えば、OS Xのすべてのクリップボードアクティビティをリアルタイムで記録し、メニューバーからアクセスできます。しかし、コマンドラインを頻繁に使用するユーザーならご存知の通り、タスクを中断することなく簡単にアクセスできることは、ワークフローの維持に極めて重要です。

また、iTerm2の新しいToolbelt機能には、便利なメモシート、プロファイルマネージャ、そしてシグナル送信機能を備えた非常に優れたジョブ/プロセスマネージャが含まれています。そのため、コマンドラインをたまに使うユーザーであれば、OS Xにバンドルされているデフォルトのターミナルアプリで十分かもしれませんが、パワーユーザーにとっては、そのスピードと豊富な高度な機能により、iTerm2に計り知れない価値を見出すことができるでしょう。