
Mac OS X Lion に驚きの音声合成機能が追加 ― サンプル音声を聴く
Mac OS X Lionには、Appleと音声技術企業Nuanceの長年の提携関係のおかげで、多言語に対応した高品質な音声合成(TTS)音声が新たに多数搭載される予定です。新しい音声は驚くほど高品質で、英語、中国語、ドイツ語、日本語、フランス語、スペイン語、タイ語、バハサ語、ポルトガル語、ヒンディー語、ロシア語など、世界の主要言語に対応しています。
音声サンプルをお聞きになりたいですか? WAV形式でいくつかの異なる音声をご用意しました。これらはLion DP3に収録されているものと同じ音声であることが確認されています。
- アメリカ英語アクセント – サマンサ
- イギリス英語(イギリス訛り) – セレナ
- フランス系カナダ人 – フェリックス
- スペイン語 – モニカ
- フィンランド語 – Mikko(スクリーンショット参照)
- ドイツ語 – Yannick(スクリーンショット参照)
- 中国語(北京語) – メイ・リン
NextUp Nuanceのサンプルページではさらに多くの音声を聴くことができますが、Lionの新しい「スピーチ」環境設定に収録されている音声のほんの一部に過ぎません。お聞きの通り、これらの音声はMac OS Xの現在のテキスト読み上げ機能の音声から大幅に改善されており、中にはコミカルなドローンのような音声(Cellosのような音声など)もあります。
新しい音声は Lion の開発者プレビュー 3 でダウンロード可能なコンテンツとして提供されており、NetPuting によって最初に発見され、9to5mac によって明らかにされました (スクリーンショットの出典)。9to5Mac は各音声の個別価格が 45 ドルであると述べており、Apple が音声技術のライセンス供与に関して Nuance と合意に達したことを示唆しています。また、これらの音声とテキスト読み上げ技術が iOS 5 のコンポーネントになることも示唆しています。
皆さんにお知らせしておきますが、今年の夏に Lion が出荷されるまで、これらの声が Mac OS X に取り入れられるかどうかは 100% 確実とは言えません。しかし、証拠は確かにそのことを示しています。