
Windows WSL (Linux用Windowsサブシステム)のインストール方法
Windows ユーザーであれば、PC を使用している場合でも、Intel Mac 上の Boot Camp を使用したデュアル ブート環境を使用している場合でも、Apple Silicon Mac 上の仮想マシンで Windows 11 を実行している場合でも、Windows Subsystem for Linux (WSL) のインストールに興味があるかもしれません。
Windows Subsystem for Linuxは、コマンドプロンプトまたはPowerShellからアクセスできる完全なUbuntu LinuxシェルをWindows PCに提供します。Macの経験がある方であれば、Windows WSLはMacOSにおけるターミナルやHomeBrewのようなものだと考えることができます。MacOSにはコマンドラインからいつでも利用できるBSDシェルが搭載されているからです。
Windows WSL のインストール要件
Windows インストールは、Windows 10 バージョン 2004 以上 (ビルド 19041 以降)、または Windows 11 以降の任意のバージョンである必要があります。
これは、PC 上の Windows、Boot Camp 内の Mac、または仮想マシン内でも同様に適用されます。
Windows WSLのインストール方法
Windows WSL を PC にインストールする場合でも、Boot Camp にインストールする場合でも、MacOS 上の VM で Windows を実行する仮想マシンにインストールする場合でも、すべて同じです。
- Windowsの場合は、Windows/スタートメニューからコマンドプロンプトまたはPowerShellを開くか、タスクバーの検索ボタンをクリックして「cmd」と入力し、「管理者として実行」を選択します。
- 次に、Windows コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
- リターンキーを押してWindows Subsystem for Linuxのインストールを開始します。デフォルトのインストールはUbuntuです。プロンプトが表示されたらインストールを許可します。
- インストールが完了したら、コマンド プロンプトまたは PowerShell で次のように入力して WSL を起動できます。
- wslに入ったら、通常通りLinuxまたはUnixコマンドを使用します。
wsl --install
wsl
WindowsにWSLをインストールすると、LinuxやUnixのアプリやツールが利用可能になり、多くのコマンドラインのヒントが役立つようになります。例えば、「top」を実行してプロセスのリソース使用状況を確認したり、「ls -la」を実行して長いディレクトリリストを表示したりできます。
WSL への Linux/Unix アプリのインストール
WindowsにWSLをインストールしたら、WSLコマンドラインを使って他のLinuxおよびUnixアプリをインストールして使用できるようになります。Ubuntuでアプリをインストールするためのパッケージマネージャー、つまりWSLのデフォルトのインストールは「apt」です。Macを使っている方なら、これはHomebrewによく似ています。aptを使ってツール、パッケージ、またはアプリケーションをWSLにインストールするには、次の構文を使用します。
sudo apt install (appname)
たとえば、WSL に 'htop' をインストールするには、次のコマンドを使用します。
sudo apt install htop
ここで紹介したコマンド ラインのヒントやコツの多くは、一般的な Unix コマンドを使用しているため、ここで一般的に紹介されている Mac だけでなく、Linux、FreeBSD、Windows WSL、その他多くの Unix のバリエーションやサブシステムでも機能します。
Windows WSLとUnixコマンドラインについてさらに詳しく
必要に応じて WSL のインストールをカスタマイズしたり、Ubuntu 以外の Linux ディストリビューションを使用したりすることもできますが、これは WSL を使用する大多数のユーザーにとってはほとんど必要ないため、ここで説明する範囲を超えています。
WSL についてさらに詳しく知りたい場合は、ここにある Microsoft のドキュメントをご覧ください。
Mac だけでなく WSL などの Unix プロンプトでも実行できる魅力的なヒントやコツ、その他の興味深いことを知りたい場合は、ここでターミナルのヒントを確認してください。