
コマンドラインから ISO イメージを作成する
Mac OS X のコマンド ラインを使用して、任意のソース ディスクまたはデータから ISO イメージを作成できます。これは、ターミナルを使用して ISO イメージを書き込むこととあまり変わらず、hdiutil ツールまたは dd コマンドのいずれかを使用できます。
コマンドラインは一般的に上級ユーザー向けですが、ISOファイルの作成にコマンドラインを使うのはそれほど複雑ではなく、サードパーティ製のアプリをダウンロードする手間も省けます。ターミナルを初めて使う方は、ターミナルウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップするとフルパスが表示されるので、ソースファイルへの参照が容易になり、コマンドラインでの操作が不要になることを覚えておいてください。
hdiutil で ISO を作成する方法
最も信頼性の高い方法は hdiutil を使用することです。構文は次のとおりです。
hdiutil makehybrid -iso -joliet -o image.iso /path/to/source
以下は、Windows 7 インストーラ ディスクから ISO を作成し、最終結果をデスクトップに表示する例です。
hdiutil makehybrid -iso -joliet -o ~/Desktop/Windows7.iso /Volumes/Windows\ 7\ Install
-joliet フラグは、ISO を Windows や他の OS と完全に互換性を持たせるために必要ですが、ISO を Mac で使用することだけが要件であれば、このフラグを省略できます。
ddでISOを作成する
もう1つの方法は、前述のddコマンドを切り替えることです。これにより、イメージの書き込みからイメージの作成へと移行できます。ただし、この方法は信頼性が低く、追加の手順が必要になるため、hdiutilの主要な方法を使用しない正当な理由がある場合にのみddを使用してください。
'diskutil list' コマンドを使用して、dd を使用して ISO を作成するために必要なディスクの識別子を見つけます。
dd if=/dev/dvd of=/destination/path/dvd.iso
dd は hdiutil よりも高速であることが多いですが、より上級のユーザー向けであることは間違いありません。
他のディスクイメージ形式をISOに変換する
cdr、dmg、nero イメージなどの他のディスク イメージを ISO に変換することもできます。興味のある方は、こちらで詳細をお読みください。
簡単に用語を説明すると、このようにディスクからイメージを作成することは「リッピング」と呼ばれることが多く、ディスク イメージをディスクに変換することは「書き込み」と呼ばれることが多く、本質的には互いに逆のことです。