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OS X 10.10.3 ベータ 3 が Mac 開発者向けにリリースされました

OS X 10.10.3 ベータ 3 が Mac 開発者向けにリリースされました

OS X ヨセミテ

Appleは、Mac向けOS X 10.10.3の新しい開発者向けバージョンをリリースしました。新しいベータビルド14D98gには、写真アプリに加え、新型12インチMacBookおよび13インチMacBook Pro Retinaディスプレイに搭載されている、再設計されたタッチセンサー式トラックパッドであるForce Touch APIのサポートが含まれています。また、iOS 8.3 beta 3から新たに追加された多様な絵文字やその他機能も含まれています。


新しいベータ版は、OS X 10.10.3の既存の開発者向けビルドを実行しているMacに、App Storeのソフトウェア・アップデート機能(Appleメニューからアクセス可能)からダウンロードできます。OS X開発者の方は、Mac Dev Centerからもダウンロードできます。現在、このバージョンはMac Developer Programのユーザーのみが利用可能ですが、Appleは近日中にOS X Public Betaユーザーにも同様のベータ版をリリースする予定です。

Force Touch APIを使用すると、開発者はForce Touchトラックパッドにアクセスし、機能を開発できます。Force Touchトラックパッドは、トラックパッド上のクリックや押下時の圧力や強さを感知します。新しいトラックパッドは触覚フィードバックもサポートしています。Mac以外にも、Force Touch機能はApple Watchにも搭載される予定で、噂によると次期iPhoneにもForce Touchが搭載されるとのこと。そのため、あるAppleデバイスでの操作に慣れておけば、他のデバイスでも使えるはずです。

MacBookのForce Touchトラックパッド

Apple は Force Touch API の機能を次のように説明しています。

• 強めのクリック。アプリは、画面上の任意のボタン、コントロール、または領域を、より強い圧力で押すことで反応させることができます。この強めのクリックは、アプリ内の追加機能へのショートカットとして機能します。

• アクセラレータ。トラックパッドの圧力感度により、アプリはユーザーに高度な制御を提供できます。例えば、メディア再生時の早送りボタンは、圧力が増すにつれて速度が上がります。

• 筆圧感知。描画アプリやその他のクリエイティブアプリでは、トラックパッドの筆圧感知機能を利用して、線を太くしたり、ブラシのスタイルを変えたりすることができます。

• ドラッグ アンド ドロップ。アプリはコントロールに springLoaded プロパティを追加することで、ドラッグ中に強制クリック ジェスチャに反応し、例えばドロップの新しいターゲットをすぐに開くことができます。

新しくバンドルされた写真アプリは、iOS ユーザーに馴染みのあるインターフェースと iCloud との緊密な統合により、OS X の iPhoto に代わるものとなることを目指しています。

その他の機能、バグ修正、OS X Yosemite の改善も最終リリースに含まれる予定です。

これとは別に、Apple は開発者向けに OS X Server 4.1 の新しいベータ ビルドと、iPhone および iPad 開発者向けに iOS 8.3 ベータ 3 をリリースしました。